1000円・2

前回の記事に貼り付け忘れたフカヒレスパゲティーがこれです

美味しそうに見えるかどうかわかりませんが、スパゲッティーの上にあんかけのフカヒレがのっていて、中華と洋食のコラボみたいな料理で、味は見たまんまの味で、名古屋のあんかけスパゲティーの高級品という感じで、なかなか美味しかったです


さて、東北の北上山地といえば、やはり田舎というイメージは拭えず、もちろん、現実にも田舎です。田舎度で言えば、山梨の田舎も同じようなものなので、田舎だからといって、特に思うところはないのですが、一番違うのは、前回書いたように、長閑な周囲の景色でしょう

北上山地北上高地とも呼ばれるくらいで、山地と言うよりも大きめな丘陵地とも言えるかもしれません。僕のフィールドである山梨や長野では、絶対に見る事ができない山容をしていますし、昔は山の穏やかさが物足りなかったのですが、今では、この穏やかさが何とも言えず良いなと思うように変化してきました

もちろん、動植物相もそれなりに豊かで、猛禽だけでなくたくさんの動物達も住んでいます。わずか3日間滞在した(実日数は2日でしょうか)だけなのですが、2つの集落で熊出没に対する注意の放送が流されていました

一つは、村の周囲で熊が目撃されたために山菜取りなどには注意してくださいというものでしたが、驚いたのはもう1回あった放送で、その内容は次のような感じでした
「○○村役場からお知らせ致します。先ほど、□□集落の人家付近に熊が出没し、鶏小屋を襲う事故が発生しましたので、周辺住民の方は充分お気をつけください」
えっっっっっ・・・・・どか食いをする秋ならともかく、この春先に熊が鶏小屋を襲うのかと半信半疑で聞いていましたが、頼みの山菜が少ないのか、こちらの熊は普通に鶏小屋を襲って鶏を食べる事があると、地元の方に伺う事ができました

熊も味をしめてしまっているのと、普通の農家でも普通に鶏を飼うというのが残されているのに驚かされました。鶏インフルエンザが流行して以来、鶏を飼うのをやめたりした農家は多いのですが、まだまだ家で飼う人がたくさん残っている事に、なんとなく嬉しい思いをしました


今回の旅行は少しでも渋滞を回避しながら楽しもうという事で、1日の夜に出発し、4日の夜には帰ってくるという予定でした。相変わらず宿も決めずに出発したのですが、1泊目は海沿いの漁師民宿を確保できて海の幸を堪能できたので、2泊目は一関で宿をとろうと思い、市内に向かいあちこち宿を探してみたものの、どこもかしこも満杯で泊まる事ができません

そこで、思い切って花巻市にまで足を伸ばして、散策したところ駅前の小さな旅館で泊めて貰える事になり、なんとか一安心することができました。この写真は、駅前の駐車場に止めた我が愛車です