2010-01-01から1年間の記事一覧

ドングリの結果習性

クマの異常出没が続いたせいなのか熊○協会さんというところが、ここ数年話題にのぼっています。熊を保護するためにいろいろな活動を行っているようですが、そのなかでも、面白いのがドングリ撒きという活動で、賛否両論があるようですこの行為を実施するのは…

自然観とセンス・4

最後は自然観についてです少し前に書いたとおり、「自然観とは価値判断の根底にある自然への価値観のこと」であり、『生物学、特に生態学など、自然に深くかかわり野外研究的な活動を長年続けてきた人が、自然に関するその信条』でもあります(Wikiより)当…

自然観とセンス・3

ここまで長々と前段を書いてしまいましたが、ここからが本番みたいなもので、いよいよ核心部に入ってきます誰もが薄々感じ取っていることと思いますが、自然に対するセンスが良い人とそうでない人がいるのは事実で、このセンスについて書こうと思っているの…

自然観とセンス・2

本来ならば国が行わなければならない熊(他の動物も含めて)の基礎的研究については、国もできませんし、研究者もできないのが現状で、その事が種や生態系の保護の遅れに結びついており、当面は、アマチュア研究者がそれを行うべきだというようなことを前の…

自然観とセンス・1

自然と接する時に一番大切なものは「自然観」とか「自然に対するセンス」という、ちょっと抽象的な表現でわかりにくいかと思いますが、この2点が重要だろうと思っています『自然に対するセンス』や『自然観』というものは、それこそ百人いれば百人が違いま…

クマと共存できるか?

人間とクマが共存することはできないのかという議論も一部であります。北米大陸のカナダやアラスカなどに行きますと、野生生物が豊富で夜になるとエルク(鹿の仲間)が街にまで侵入してきて、人家の庭にある草木を食べるなどしています。時にはムースや熊(…

まだ続いてしまいます(笑)

前回のエントリーでは、 <そろそろ終わりかな> と書いたのに、ちょと書き足りないかなと思い、まだ続いてしまいました(笑)たまに質問をもらったりするのですが、一番聞かれるのは 「クマは減っていて絶滅寸前なのか?」 という事と 「なぜ、捕獲したクマ…

そろそろ終わりかな

特にクマに対する思い入れがあるわけではありませんが、長々とクマに関する事を書いてしまいました。今年もまだまだ出没は続くことと思いますが、当初予測したとおり、2006年ほどではないと思いますが、異常出没と言えるほどの状況だと思いますいまだに…

クマのマネージメント・3

マネージメントの2では、クマの個体数調整のためにはクマの餌を減らす事が必要だと書きました。熱心な自然保護論者や、山にもっと餌をと訴えているようなクマの愛護団体などからすれば、とんでもない暴論でしょうが、個体数の調整ということや人間生活のこ…

クマのマネージメント・2

クマは減っていて絶滅の危険にさらされていると信じている人がほとんどでしょうが、あまりにセンスの無い暴論は無視しておいて、マネージメントについてちょっと考えてみたいと思います今までのエントリーで書いたように、クマは明らかに増加しています。ど…

クマのマネージメント・1

クマのマネージメントについて少し考えてみたいと思いますちまたではクマの生息数は1万数千頭しかいないと言われており、2006年には5000頭も狩猟や駆除され、その後も毎年2000頭づつ駆除されている・・・・・この文章だけを見る限りでは、相当減少している…

クマの未来を考えてみる

野生生物に関するトラブルはクマだけにとどまらず各種ありますが、根本のことが触れられずにいろいろと問題化しているケースが多いように感じていますその根本とは、『その種の生息数や動態がどのようになっているのか?』という事です生息数は少なくても安…

クマに出会ってしまったら

クマによる人身被害を防ぐのは、まずクマに遭遇することを避けるというのが基本ですが、合わないように行動していても出会ってしまうことはあるでしょう クマと出会ってしまうパターンは、次のとおり3つに分けられると思います1.いきなり襲われてしまう場…

クマに襲われないようにするには

強靱な力と強力な牙を持ったクマと人間で闘った場合、間違いなくクマに軍配はあがりますので、野外ではクマと出会わないようにするのが最上の方法なのは言うまでもありません何かの機会に一度書いたことがあると思いますが、襲われる側の人間をみると、「女…

クマによる人身被害を考える

今まではクマの生態みたいな事を考えてきましたが、クマはただ生きているだけでなく農作物や人身への危害を及ぼす場合もあります。特に人間へ与える被害は、最悪の場合死にも繋がりますので、注意しなければなりません30年程前までは、クマに襲われて怪我を…

閑話休題

○尖閣衝突事件 このことについて意見聞きたいという要望がありましたので、少し書いてみたいと思いますこの事件については、最初は中国政府のマッチポンプではないかと思っていました。中国はGDPで日本を抜き世界第2位になり、経済についてはかなり事由化し…

クマクール

「クマクール」というのは、宮崎学さんのブログでお馴染みのクマの誘引物質です。gakuさんはその正体を明らかにしていないと思いますが、果たしてこれは何なのか、どれだけの人がわかっているのでしょうか?恐らく、ほとんどの人は興味を持ちあれこれ想像は…

クマは増えている?

クマが増加しているという事は、狩猟に携わっている人や自然観が鋭くて山に良く入っている人ならば、当たり前に感じている事で、30年くらい前から比べれば数倍は増えているだろうと実感しています。30年前ならともかく現在でも個体数は減って絶滅の危機に瀕…

クマの生態

再びクマの話に話題を戻しますクマの出没騒動を考えるうえでは、クマの生態がわかっていなければその理由などわかるわけがありませんから、まずはその生態に注目していきたいと思います10数年前になるかと思いますが、『以前は狩猟などで捕獲されるクマの年…

残さ

本日は前回の続きですイヌワシの巣へ降りてまず驚くのはその大きさでしょうか。通常良く見かけるオオタカやノスリの巣などとは比べものにならないくらいの大きさで、もちろん、巣が掛けられている岩棚の大きさに比例していて、こんなところで繁殖しているの…

イヌワシの餌

たまには猛禽のことでも書いてみたいと思います今回はイヌワシの餌についてです少し前にオオタカやノスリは夏場に相当量の昆虫類を食べているということを書いてみましたが、これは直接観察や巣への餌運搬だけで、その種が補食している餌を分析しきるのは難…

個体選別

クマ繋がりで面白い記事がありましたので簡単に紹介したいと思いますこの新聞記事は山梨県内で起きた事象で、行動権調査でもしようとしたのか、GPS発信器を装着した個体が、富士吉田市の富士急ハイランド近くの温泉施設やホテルに出没し、国道が封鎖されるな…

胃内容物は語る

胃内容物の調査については捕殺されたクマで行うべきだと思っている反面、実はそのための必要な調査であれば、人里近くへの出没により捕殺された個体だけでなく、それぞれの時期に捕殺して調べても良いとすら考えています現在まで、特にここ5年間の間でも全…

クマ騒動再び起こるか・2

このような大量出没が起きると問題になる事が2点有り、一つ目は『なぜ出没するようになってしまったのか?』 ・・・ということですその時に決まって出てくる言葉は 『山でクマの餌が不足したため里に下りてきた』 ですそして2点目が 『クマの数は減ってい…

クマ騒動再び起こるか・1

4年程前には国内ほぼ全域でクマの大量出没(異常出没)が起き、大騒動になったのは記憶に新しく、その時は、国内で4,000頭以上が駆除されましたそれから4年が経過しましたが、本県内では今年も春くらいから出没に伴う目撃情報が多数寄せられるようになったり…

治った

右肘にできていた 「脂肪腫」「ガングリオン」「腫瘍」 のどれかと思われたシコリですが 金曜日に医者に行きましたら、なんと ただ水が溜まっていた だけでした予定では、金曜日に診察に行って、脂肪腫という診断を受け、お盆前の火曜日くらいに手術をして摘…

少し前から右肘の外側にコブというかシコリみたいなものができています 明確に気が付いたのは、10日ほど前のことなのですが、日に日に大きくなっているような感じで、現状で直径4cmくらい、厚みが3cmくらいにまで発達してきて、肘を伸ばしてもその部分…

灼熱地獄

梅雨が明け、いよいよ日本列島も灼熱地獄が始まったようで、群馬県館林市では今年最高気温の38.9度を観測したそうで、想像しただけでも嫌になるくらいの気温ですね。もちろん甲府盆地も暑さでは有名な場所ですので、猛暑日が連続で続き、今日の最高気温…

消費税選挙・2

想像したとおり参院選で民主党は大敗しましたいろいろと敗因があるとは思いますが、閉塞感に閉ざされてしまった状況の中で、昨夏に『政権交代』を掲げ、民主党が政権を奪うことができました「子供手当」「高速道路の無料化」「暫定税率の廃止」「地域主権」…

消費税選挙

いよいよ参議院選挙も終盤を迎え、与党が過半数をとれない場合の連立相手がどこになるのかが興味の焦点になってきた感じです当初小鳩の二人がやめて、民主党の支持率がV字回復をした時は、過半数を確保できるかと思われたのですが、管総理の消費税増税発言…