ボルト恐るべし

オリンピックを見ていると、感動するとか驚いてしまう場面にしばしば遭遇します。驚いてしまう筆頭は体操やら新体操で、なんであんな技が出せるのかと言うくらい、凄い技が平気で繰り出されるのを見ると、人間て凄いなぁ・・・と、本当に驚かされてしまいます(笑)

それに対して、感動する場面はさまざまあって、昨晩のソフトボールなどはその最たるものでした

さて、戦前の予想では、日本人では北島選手、外国人では同じく水泳のフェルプス選手らの活躍が予想されており、二人とも予想通りの活躍でメダルを量産し、北島選手は3種目で金2・銅1、フェルプス選手に至っては金8個という信じられないくらいの超人的な活躍で「水の怪物」と呼ばれました

両選手のレースとも「凄いなぁ」と感嘆しながらみていたのですが、陸上短距離のボルト選手の活躍は、その二人の活躍を隅に追いやってしまうような活躍で、100m・200mとも世界新記録での優勝のみならず、世界のトップアスリート達が10秒・20秒の間で0.0数秒を競い合うレースでブッちぎりの強さを見せつけられたのですから、驚くどころか度肝を抜かされました(笑)

陸上短距離といえば、近年ではカール・ルイスマイケル・ジョンソンなどの強い選手がいて、オリンピックなどで活躍していたのですが、彼らはオリンピックに出場する時点ですでにスターダムにのし上がっていて、人気選手として順当に勝っていたので、見ていてもそれほど「驚かされる」ような事はあまりありませんでした

ところが、ボルト選手はオリンピック前に100mの世界新記録は出したものの、前回のアテネ五輪では予選敗退で、今年の春頃からタイムが伸び出し、世界新記録を出してやっと注目されていたくらいでした。ところが、いざ競技が始まってみると、他の選手を寄せ付けない圧倒的な強さを世界に見せつけ、その強さたるや規格外の強さですから、世界中が度肝を抜かれても仕方がありません。良く「彗星のように現れて・・・」などと表現されますが、まさにそのような感じですね

ルイスやジョンソンらが活躍していた時代は、陸上競技も注目を浴びていて、世界陸上などもTVで放映されたりしても高視聴率があったようですが、近年はそのブームも去ってしまい注目度は低かったように思います。それでも、ボルト選手の出現で陸上競技も再び脚光というか人気が出てくるかもしれません。そのように思わせるほどの活躍振りでした

22歳と若い選手ですので、まだまだ楽しませてくれると思いますので、今後の活躍に期待したいところです