オリンピック開幕

いよいよオリンピックが開幕し、期待の日本柔道陣が毎日闘っています。ママでも金を目標にオリンピック3連覇を目指していた谷亮子選手は残念ながら銅メダルに終わってしまいましたが、先日は内柴選手が見事金メダルを取ってくれました

柔道といえば、昔から日本のお家芸と呼ばれていて、しばらくは金メダルを量産していたのですが、近年はアジアだけでなく、ヨーロッパやユーラシア勢、あるいは南米やアフリカなどの柔道後進国も強くなってきて、メダル争いに参加してくるようになりました

ルーマニアキューバ・アルゼンチン・韓国・ウズベキスタン・オーストラリア・オランダ・中国・北朝鮮アルジェリア・フランス・キューバ・日本
この上に掲げた13カ国は、2日間を終えた時点でのメダル獲得国になります。男子女子ともそれぞれ2階級が行われ、銅メダルが2人いますので、16人がメダルの対象となるのですが、日本を含めて実に13の国の人がメダルを獲得しています。もちろん複数個獲得している国があり、日本は3・北朝鮮が2となっていて、他の国は一つずつで、日本は4種目中1種目が金で、2種目が銅となっておりなかなか活躍していて、出だしは好調というところでしょう

それにしても、柔道を見ていて思うのは、なぜ外国勢もこれほど強くなってしまったのだろうか?・・・という事です。日本発祥のスポーツ(競技)で、競技人口も多く、優秀な指導者も多いので日本が強いのは当たり前なのですが、オリンピックや世界大会などでも全種目金メダルになっても良さそうに思うのですが、現実的にはそのような事はなく、金メダルが取れるのは3分の1くらいの階級でしかありません

勝負運というのもありますので、全階級制覇というのは難しい事はわかってはいるのですが、人口が少ないうえ競技人口も恐らく少なく、おまけに優秀な指導者もそれほど多くないとみられるルーマニアキューバ・アルゼンチン・ウズベキスタン・オーストラリア・アルジェリアキューバなども世界のトップレベルに肩を並べてくるというのが、何とも不思議でなりません

選手自体の才能が優れていても、優秀な指導者がいなければトップに立つ事はできないだろうし、柔道後進国と思われる国でそれほど優秀な指導者がいるとは思えません。もちろん、情報化社会ですから、強い選手は徹底的にマークされますので不利といえば不利なのですが、本当に強い選手やセンスのある選手などには、多少闘い方を変えたとしても通用しないだろうと思うくらい実力が物を言う世界ですので、情報戦だけが長けていても簡単に勝てる競技ではないようにも思えます

では、なぜ外国選手が強くなってきたのかと考えてみますと、何とも不思議なのですが、やはり選手の持つ個々の身体能力差とか、隠れた優秀な指導者の存在などが考えられます。また、国によっては独自の格闘技を持っている国もありますので、その下地を持っている事も要素の一つとして考えられます。もちろん、メンタルな面での強弱も多少はあるでしょうし、その他の要因もあるとは思います。さらには、フランスのように国を挙げて柔道に力を入れて、今では日本以上の競技人口を誇る国もあるくらいで、競技への取り組み状況の差もあるかもしれません

まあ、他国発祥のスポーツであっても、日本人が頑張って金メダルを取る競技もありますので、柔道で日本の代表選手が負けても仕方がないとは理解しているのですが、やっぱり負けてもらいたくないと思うのは日本人としての誇りというかナショナリズムかもしれません(笑)

なにはともあれ、日本頑張れ!!

そうそう、水泳の北島選手も金メダルでしたし、柔道の内柴選手・上野選手も金メダル獲得しました。本当におめでとうございます!!