成長

今年は、長女が大学受験、次女が高校受験、三女は中学進学と三進法姉妹がそれぞれ進学する予定になっています

三女の中学進学については、地元の公立中学に進学しますので問題はないのですが、長女と次女は受験なのでちょっと大変みたいです。次女はともかくとして、一番の問題は長女の大学受験です。うちとしては、地元の公立大学に入ってもらえるのが一番で、東京の私立へでも進学されては、とても仕送りできそうにないくらいの家計状況なのだから仕方がありません。それに女の子ですから、やはり親の目が届くところに居て欲しいという事もあります

そんな親の心配などどこ吹く風のように、東京の大学の大学案内がじゃんじゃん届いてきます。「アタシは裏原系だから、やっぱり東京が似合うかも・・・」などとほざいています(笑)

『うちにはお金がないから、東京へ行くのならあなたもアルバイトしなければ行けないよ。それに、地元の公立大学へ行けば、好きな自動車を買ってやるぞ』と、だいぶ前から餌を撒いておいたので、少しは地元の大学に目がいっているものと思っていたのに、本人の気持ちは東京へ行っているのかと、ずーっと思っていました

まあ、東京へ行っても仕方がないかなと諦めていたのですが、先日、家に帰るなり怒鳴り散らしていまして、何を怒っているのかと話を聞いてみたら、なんとも泣ける話でした

高校の進路指導の先生から『公立大学であれば、隣の県のS大を受験しろ』と言われたみたいで、「私は地元の大学を受けると言っているのに、S大を受験しろと、何度も何度もしつこく言ってきた。S大を受けろと言うのは私のことを考えているのではなく、高校の進学実績を上げたいがために言ってるだけで本当にウザイ」・・・と言う事のようです

「ウザイ」という言葉使いをすると怒る僕ですが、この時ばかりは、「えっ、地元の大学へ行ってくれるの・・・」と思わず胸をなで下ろしてしまいました。まあ、東京の大学への進学はキツイよとは言ってはいたものの、自分の事を考えると仕方がないかなと思っていたのに、さすがは長女だと、初めて誉めてやりたくなってしまいました(笑)

正直なところ、見た目も中身もチャランポランかなと思っていたし、地元の大学の事などこれっぽちも話していなかったのに、心の中では地元の大学へ進学しようと決めていたとは・・・・・こんな親孝行な娘とは思ってもいなかったので、かなり驚きました

これは想像もつかなかった事で、親からしてみるとただのガキにしか見えないのですが、長女は長女なりに真剣に考えていたのかというのが伝わり、何となくですが成長しているなぁ・・・と思わされました。これで、あとは合格してくれれば万々歳なのですが、どうなる事やら(笑)