思い出の楽曲・8

高校時代も3年を迎えて終わりの頃になりますと、なんとなく皆が少しだけ大人になっていきます。精神的に大人になるだけでなく、音楽の嗜好というのも少し大人びたものを聴くようになっていき、ボブマーリーなどが持ち込んだレゲエなども新しい大人の音楽という感じで持て囃されるようになりました

一方、僕の方はR&Bやブルースなどのソウルフルな曲を聴くようになったので、レゲエも聴いたり、フュージョンやジャズなども聴くようになっていきました。特に軽い感じがするフュージョンは、聴くと言うよりも聞こえる・・・つまりバックミュージックとして軽くながしていると非常に心地良く、クルセイダースやスタッフなどのようなスタジオミュージシャンが作ったグループの音楽に興味を持ち始めるようになりました

国内では松岡直也さんのグループとかも同じような系統で、軽いそよ風のように通り過ぎる音楽は非常に心地良いもので、フュージョンとかの軽いジャズを聴くようになったのがこの頃です

この頃、世間ではAORなんてのがロック界で流行りだしまして、ボズ・スキャッグスクリストファー・クロスドゥービー・ブラザーズ、トト、アメリカなどが脚光を浴びるようになってきましたが、泥臭いR&Bやブルースとは対極的な感じで、おまけに嗜好はすでにフュージョンやジャズに傾いていましたので、AORにはそれほど興味はありませんでした(笑)

今日は、ちょっとラテンの香りがする松岡直也グループの SUNSPOT DANCE です。自然と身体がリズムをとってしまうような曲で、松岡直也さんならではの曲ではないかと思っています

http://www.youtube.com/watch?v=w1NsMstGet4